この記事はKCS Advent Calendar 2025 19日目です。
はじめに
Linuxをちょっと触っていると気になるところであるデスクトップ環境(DE)ですが、ネット上ではそれを巡って様々な意見が飛び交っています。
ここで特定のDEを貶す発言をするとその信者から刺されそうなので具体的に言及はしませんが、(自主規制)は重いとか(自主規制)はRAMを食うとかです。
でもそういう評判って本当なんでしょうか?
というわけで、Debianインストーラから入れられるデスクトップ環境を全部入れて比較してみました。検証したのは以下の8つ。
- GNOME
- KDE Plasma
- Xfce
- LXDE
- LXQt
- MATE
- Cinnamon
- Openbox(これはデスクトップ環境ではなくウィンドウマネージャですが、LXDE辺りに付随して入ったのかLightDMから選択できたので参戦)
- PCはRyzen 5 3500U+RAM 8GB+SSD256GBのノートPC。
- 使ったOSはDebian 13。netinstのISOをUSBから起動し、インストール時のデスクトップ環境選択画面でとりあえず全部にチェックを入れてみた
- 各DEにログインしたら、topを起動し、uptimeが1分になった時点でスクショを撮る。
実際に各DEを見てみる
- GNOME
動作はそこそこ重めだが、Linuxではかなり一般的なDEで、様々なディストリビューションで標準にされている。Ubuntuも17.10からGNOMEが標準となっているし、Fedoraも標準はGNOMEと言える。 - KDE Plasma
やや高機能すぎて使っていない設定もある気がするが、モダンな外観かつ高機能ということで人気があるイメージ。Windowsに近い操作感もあってか、初心者におすすめされているのを見る。私も最近はKDEを入れることが多くなっている気がする。 - Xfce
KDEほどの派手さはないものの、堅実で安定した環境と評される事が多く、しばしば軽量系のDEに分類される。MX Linuxなどの軽量Linuxでは標準にされていることも多い。私が昔好きで片っ端から入れてたやつ。 - LXDE
言わずとしれた軽量DEの王。機能面ではそこまでリッチではないものの、軽いので性能が高くないPCのユーザーにおすすめされているのをよく見た。最近は後述のLXQtに押されているが、軽量なので未だに好む人はいる。 - LXQt
最近の軽量DEの主流。LXDEより少し重くなったらしいが、見た目はシンプルさを維持しつつモダンになっている。LXDEで中心となっていた開発者がQtツールキット(KDEと同じやつ)で作っているらしい。 - MATE
GNOMEが3になった際に気に入らなかった人々がGNOME2をフォークして作ったもの。若干Xfceとキャラ被りしているものの、シンプルで軽量寄りなので、昔からのLinuxユーザー中心に好む人がいる。 - Cinnamon
LinuxMintの標準デスクトップ環境となっており、決して軽くはないものの、Windowsに操作感が似ていることから、Windowsからの移行ユーザーにKDEと同じか、それ以上におすすめされているイメージ。 - Openbox
ウィンドウマネージャであり、右クリックでメニューを開ける。今までに挙げたデスクトップ環境のような高機能では全くないものの、軽量であり、こだわりたい上級者が使っているイメージ。
まとめ
各種DEのtopの結果から、軽さの参考としてメモリの空き容量と直近一分間のCPU負荷(Load Average)を見てみます。その他の値を使って比較したい場合は各topの結果のスクショを使ってください。
ここから、単純にスペックのみでデスクトップ環境を選ぶのであれば、
- スペックがかなり低ければLXDE(機能を求めず、Openboxが使えるのであればそれもアリ)
- 少しRAMに余裕があればXfceかLXQtが候補に入り、CPUにも少し余裕があればMATE
- もう少しRAMとCPUに余裕があればGNOMEかCinnamon
- スペックに余裕があればKDE
という選択になるかなと思います。ただし、Xfceが一番Loadが少ないのでCPUが弱い方はRAMを多少無視して選ぶ選択も良いかもしれません。
また、KDEはPlasma 6になって最適化が進んでいるはずなのにGNOMEを超えるかなりの重量級という結果となってしまいました。この要因として、全てのデスクトップ環境をインストールしたので、他のデスクトップ環境のソフトウェアの影響で重くなっていることはあるかと思いますし、実際に一つを選んでインストールする際はもう少し要求スペックは下がると見て良いでしょう。
とは書きましたが、結局はデスクトップ環境なんて個人の好みなので、これらのデータは参考程度に、自分のいいと思ったものを選んでいただければと思います。
ここから、単純にスペックのみでデスクトップ環境を選ぶのであれば、
- スペックがかなり低ければLXDE(機能を求めず、Openboxが使えるのであればそれもアリ)
- 少しRAMに余裕があればXfceかLXQtが候補に入り、CPUにも少し余裕があればMATE
- もう少しRAMとCPUに余裕があればGNOMEかCinnamon
- スペックに余裕があればKDE
また、KDEはPlasma 6になって最適化が進んでいるはずなのにGNOMEを超えるかなりの重量級という結果となってしまいました。この要因として、全てのデスクトップ環境をインストールしたので、他のデスクトップ環境のソフトウェアの影響で重くなっていることはあるかと思いますし、実際に一つを選んでインストールする際はもう少し要求スペックは下がると見て良いでしょう。
















